英語力ゼロからの留学でどれだけ伸びる?①

こんにちは!Study Momです。

今回は、”英語力が全くない状態でシンガポールに来たお子様の英語力”について、母子留学中のお母様にインタビューしました。

インタビュー内容は2回に分けてお届けします。

前編では、シンガポールのインター校に転入して半年間の様子とご家庭などでの取り組みについての内容となっています。


①入学から半年経過までの様子

・初めてのインターナショナルスクールに転校

Q)留学した当初の様子、特に英語力についてはいかがでしたか?

A)日本の小学校1年生3学期の時期1月に現地のインター校のG2に転入しました。入学した学校は8月はじまりのインター校だったので、ちょうどその学年の半分が過ぎた時期でした。英語に関しては全くできなかったので、EALクラス(英語サポートクラス)を1日2コマ(第二外国語の授業とその他1コマ分の授業)受講するのが入学条件で転入しました。入学当初は周りの人全てが「何を言っているかほとんどわからない」状態でしたが、本人は新しい環境に緊張しながらも前向きだったと思います。


・学校の宿題、自宅学習、英語教室

Q)学校の宿題やその他の英語対策についてどのように取り組みましたか?

A) 学校の宿題は「英語」的なものと「算数」の宿題が週に2回程度でした。学年がG2と低かったので、内容は日本で教育を受けてきた私がサポートできる程度のものだったので、宿題が出るたびに、一緒に取り組みました。算数の宿題の量はA4一枚程度だったのですが、日本の学校で学ぶ内容よりも1学年先の内容も含まれていた(分数の問題など)ので、解き方を教えながら取り組みました。

また、学校の先生からは、簡単な本からたくさん読むようにと言われたので、学校の図書館で幼稚園児レベルの絵本を借りてきたり、書店で幼児向けの絵本を物色し、常に部屋の中で子供が手にとれる場所に置いておくと言った感じにしていました。

自宅学習としては、無料の子供向けオンライン英語サイトで文法の理解からスタート。半年間でこのサイト内の基本文型、文法は、3回繰り返しました。併せて、英語日記を毎日書くようにしていました。簡単なセンテンスに単語をはめ込むようにして文章を書く練習をしていました。

また、住居が落ち着いてからは、現地のケーブルテレビの子供番組が充実したプランに加入しました。本人はディズニーのティーン向けドラマにハマり、主題歌を覚えて歌ったりとかなり楽しんでいました。歌を歌うのは言語習得に役立つと聞いたことがありますが、確かに口を慣らすためにも良かったのかもしれません。語彙量もすこしずつ増えていきました。

スピーキングに関しては、現地の子どもが通うフォニックスの英語スクールに週一回通学し、発音を意識しながら簡単なお話を声に出して読む練習をしていました。こちらは基本的には毎日復習と予習を繰り返すように促していました。


・英語ができなくても友達は作れる

Q)その他、英語力アップに役立ったことなどはありましたか?

A) この時期を振り返って1番よかったことは、早々に英語でやりとりする友達ができたことです。登校初日にシンガポール在住3年目の中国人のお子さんと仲良くなり、学校の帰りに公園で一緒に遊んだり、お互いの家で遊んだり、週末に一緒に出かけたりしていました。お互いに言葉はほとんど理解していない状態でしたが、なぜかいつも盛り上がっていて、次第に英語で意思疎通ができるようになっていきました。

約半年後には学校での日常会話や授業内容に関しては聞き取りや読み書きの半分は対応できるようになっていました。


・学期末の親子面談(Student Led Conference :SLC)

Q) 半年が経った頃の学校での様子にはどんな変化がありましたか?

A)インター校に転入してちょうど半年が経過した頃に、学期末に行われるSLCがありました。SLCというのは、Student Led ConferenceというIBカリキュラムが提案する親子面談で、生徒が自分の学習成果を周りの人と共有するためにプレゼンテーションするものです。

UnitというIBプログラムの科目で学んでいることや、算数など他の科目についても、自分が学習した内容を収めたファイルを開きながら、学習内容を紹介したり、自分が頑張ったことについて紹介していました。親としては「ずいぶん英語が話せるようになったんだね」と驚きました。


・なんと半年で転校!?

Q)ようやく英語に慣れてきた頃に転校されたそうですが、その理由は?

A)転入して半年が経った頃には、だいぶ英語も上達して、授業内容や課外活動などの学校生活に慣れてきていましたが、ここで転校するという決断をしました。

理由は、当時在籍していた学校には日本人が多く、どうしても学校で日本語を使う機会が多かったからです。

私たちが海外の学校へ転入した当初の目標は、英語力をつけることも大事ですが、さらにその先のステップとして、現地のインター校の授業をサポートなして通常授業として受けられる力をつけ、インターナショナルスクールが提供するカリキュラムを享受できるようになることでした。そのためには、できるだけ早く自力で全ての授業を理解できるだけの英語力をつける必要があると考えていました。日本人が多いインター校のメリットは日本語を維持できる環境がある点だと思います。日本語や日本の文化的な要素をできるだけ維持したいお子さんには良い環境だとおもいます。けれども、その分学校生活でついつい日本人同士で集まって日本語で会話してしまうので、英語力をつけるには時間がかかるというデメリットがありました。

そこで、思い切って日本人がほぼいないインターナショナルスクールへ転校することにしました。

また、このタイミングで、最初に通っていたフォニックスの英語塾からローカルの小学生がPSLEというテスト対策で通う英語塾に入り直しました。この頃から少しずつ、英語をアカデミックレベルで使えるようになってきました。


Q)  転校することに関してお子さんの反応はどうでしたか?

A)  せっかくお友達もできた頃だったので少し残念がっていました。けれども、転校先を一緒に探しに行き、本人が「ここに通いたい」という最終的な決断をしたので、転校には前向きだったと思います。今考えると、本人も、より早くインターナショナルな環境に馴染み、学校生活をスムーズに送りたいという気持ちが強かったんじゃないかと思います。

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というわけで、シンガポールに来て半年で学校も塾も転校となったお子さんは、その後どのように成長していったのでしょうか?つづきは「英語力ゼロからの留学でどれだけ伸びる?②」へ!


次回の「ブログ_This is Singapore Life!」もお楽しみに!


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